全身の健康を管理する歯科とは?|親身な治療プランで未来の健康管理|西宮市・広川歯科医院

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全身の健康を管理する歯科とは?

院長が考える全身の健康を
管理する歯科とは?

当院では、痛みの少ないストリークレーザー治療や、アマルガム除去治療、短時間で白い歯にできるセラミック治療のほか、唾液や遺伝子検査など個人差のある口腔内の状態を数値化し、患者様にとって効率的な治療をご提案できる環境作りを積極的に行っています。

とくにアマルガム除去治療に力を入れているのは、私自身の口腔内にアマルガムで治療された歯が入っていたことがきっかけです。「口の中の銀歯(金属)を外すだけ、白い歯にするだけ」に見える治療ですが、アマルガムは「外すときが一番危険」といっても過言はありません。詳しくはメタルフリー治療(アマルガム除去)をご覧ください。

また、ミネラル代謝異常と重金属蓄積による症状は関連しているので、安全で適切なメタルフリー治療を行うためには、主にミネラル代謝に関連した分子栄養学の知識習得も必要でした。

総合的な知識を身につけていくと「歯科金属が身体にいい影響を与える可能性は低く、逆に悪い影響を与える可能性が高い」という判断にたどり着き、当院では「できるだけ金属を使用しないメタルフリー治療を推奨」しています。

リスクとどう向き合うか

今後の歯科治療は、「虫歯を治療する=対処」治療にとどまらず、すべて「リスク」をどう考えるか。どう向き合うか。というところが焦点になってくると思います。
というのも、銀歯をはずして白い歯にしたから、すべての身体の不調が改善するという保証はありません。しかし、お口の中に金属が入っていることは、身体に悪い可能性がある。だとしたら、リスクを少しでも減らしたい場合は、「外す」という選択肢があります。場合によっては、口腔内をすべてメタルフリーにするのは、体力的にも費用面でも大きな負担となります。ですから「すべてはずさないといけない」というものでもありません。当院は、患者様が「外す」ことが必要だと感じたときに「適切な治療」を選び「安全に実施できる環境」を常にご用意しています。

歯科金属とセラミックの危険性

また金属が全身に与える影響と、セラミックが与える影響を現時点で比較した場合、金属が与える影響の方がリスクがある。と考えます。もちろんセラミックに含まれる素材が身体に与える影響がゼロというわけではありません。絶対に安全な「歯」というのは、やはり自分の歯をもう一度再現するほかないと思います。

審美と安全性を兼ね備えた白い歯

当院には「銀歯を白くしたい」という審美目的で来院された大学生や、小学生になるお子様のお口の中にある「銀歯をとりたい」とメタルフリーを希望されて来院される親御様もいらっしゃいます。審美性と安全性を考慮すると、歯科金属をできるだけ入れない治療を推奨し、新しく治療を行うタイミングでメタルフリーを目指すことが現在の医療ではベストではないかと思います。
広川歯科医院では、将来の健康を視野に入れた治療方針についてご理解いただき、ご自身の歯を将来的に守る「予防」と「治療」を選択していただけるようこれからも努めていきたいと思います。

全身の健康を管理する歯科 栄養療法
(オーソモレキュラー療法)

各種検査・サプリメントをご希望の方は
受診時に予防治療・栄養療法の
ご予約をお願いします

投薬に頼らない根本治療

オーソモレキュラーとは、栄養素(食事・サプリメント・糖質コントロール・点滴)を用いて身体を構成する細胞の働きを向上させ、自然治癒力や医学的にはっきり断定できない不定愁訴の改善、病気の予防を目的とした医療です。
「病院に行くほどではない」「すっきりしない感じ」「倦怠感」「やる気が出ない」など、病気とまでは言われない未病(みびょう)状態の中には、副腎疲労(ふくじんひろう)、慢性疲労症候群の可能性も隠れています。
自覚されるアレルギー症状とまではいかなくても、長期的に体質的に合わない素材と接触していたり、食べ物を体内に取り入れている状態、慢性的なストレスなど、体内の免疫が絶えず炎症と戦っている状態も一因であることが考えられます。

当院の栄養療法は、食事を含む日常生活習慣についてお話をうかがい、血液検査を行い、患者様の身体の傾向、補う必要のあるミネラルや栄養素を検査。診療に基づき「食事や生活環境改善指導」「サプリメント療法」「各種検査」を実施いたします。
削って治す、薬で治す治療だけではなく、自然治癒力、免疫力向上を助ける栄養素の側面から全身の健康を守る治療もあわせてご提案します。

当院で行う栄養療法とは

食事療法
(栄養指導・食事コントロール)

薬は痛みの緩和や炎症を抑える対処療法として一定の効果があります。しかし、症状によっては疾患の根本的な原因を解決してくれるものではありません。人間の身体は、食物から得る栄養素でなりたっています。「身体に必要な栄養素を適正量取り入れ、病気の予防・治療・体質改善を行うこと」が栄養療法の基本的な考えです。

サプリメント

栄養は単体で作用するわけではなく、ビタミンやミネラルなどをバランスよく摂取していることで、正常に機能します。現代の食生活は、気をつけていても糖質過多の傾向にあり、ストレスの多い状況下では必要な栄養素が充分に摂取できない、ビタミン・ミネラル不足になりやすいのです。日常生活で不足がちな栄養素は食事でも意識しつつ、サプリメントで補給を行います。薬はマイナスをゼロに戻すもの。サプリメントは、より健康へと効率的に導くものだと考えます。サプリメントの摂取と同時に生活習慣も改善していくことが大変重要です。

生活環境(環境改善・運動指導)

日常生活の中で感じるストレスや、化学物質・電磁波・騒音などの環境による体調への悪影響は、睡眠不足・運動不足・体内の酸化につながり、免疫力を低下させます。免疫力の低下は感染や炎症による全身疾患リスクを高めるので、可能な範囲で改善を心がける必要があります。

診察内容

  • 血液検査

    必要な栄養素と量を分析

  • 栄養指導

    現状の食事と栄養バランスについて解説

  • サプリメント

    不足している栄養素の補給

  • 生活環境

    睡眠不足や運動不足など改善指導

お口の中から全身の「菌質」を変えるバクテリアセラピー

バクテリアセラピーとは、ヨーロッパ発祥の予防医学。通常の歯科治療や予防治療で、良質な善玉菌を摂取し、身体全体の菌のバランスを変えて体質改善を目指す細菌療法です。
口腔内の虫歯や歯周病、口臭の改善にもつながります。
胃や腸内では、胃炎症状やピロリ菌の減少・免疫細胞の活性化による皮膚炎や疾患・皮膚のかゆみ・花粉症の軽減・便量の増加・便臭が減るといった効果が期待されさます。

例:口の中の菌質を変化させるプロディンティス(L.ロイテリ菌)や、外から与える乳酸菌でなく自分の乳酸菌を増やし腸内環境改善するサプリメント「アルベックス」など

活性酸素対策に抗酸化サプリメント 天然アスタキサンチン

自然界で最も強力な抗酸化素材の一つである天然アスタキサンチン。当院では、医療機関向けに高配合されたアスタキサンチンと、スーパービタミンEと呼ばれるパーム椰子由来の希少成分トコトリエノールと安定型ビタミンC配合のサプリメントをご用意しています。
抗酸化サプリメントアスタリールACT2や、カリフォルニアニュートリエンツ社ヘルシーパス社の各種サプリメントを取り扱っています。

慢性的な炎症反応を数値化 バイオロジカル検査

自分の体質にあっていないものを、身体が疲れているとき(免疫力が低下した状態)に摂取していると、知らない間に体調不良の原因になっているかもしれません。
一般的に医療機関で行う検査は、生死にかかわる重篤なアレルギー反応について検査をします。バイオロジカル検査では、現状の自分の体質と、摂取している食物の相性を見る検査です。食べても大きな反応が出るほどではない軽微な炎症反応もすべてグラフ化して、お渡しします。食べたからといってすぐに発作や発疹がおきることはなくても、身体の中で炎症反応が起きてしまう食品を検査によって認識しておくことや、セルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てをすること)を意識した生活は、自分のQOL(生活の質)の改善や、維持にも大きく貢献します。

  • IgEアレルギー検査

    主に食べた直後に出てくる症状を検査します。

  • IgGアレルギー検査

    遅延型アレルギー、慢性的な炎症原因を検査します。

その他、ご希望に応じて、各種検査を行うことができます。毛髪検査は、ご自宅で検査キットを使用して採取し、郵送することで検査することができます。

詳しくはバイオロジカル検査のサイトをご覧ください。
※ご希望の検査を受けることができます。

まずは自分の口の中を知ることから 唾液検査

だ液の質は自分では変えられませんが、虫歯菌の量は変えられます。唾液検査を行うと、虫歯菌の量とだ液の質を見ることができます。口腔内の菌の種類、量を知ることが適切な処置を行うのに欠かせません。

睡眠時無呼吸症候群治療用
マウスピース

診療と並行してマウスピースを作製します

いびきや呼吸のお悩みに睡眠時無呼吸症候群治療用マウスピースを作製しています。

こんな症状の方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります

  • いびき
  • 頻尿
  • 日中の眠気
  • 起床時の頭痛

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

空気の通り道(上気道)が狭くなって、睡眠中に無呼吸を繰り返す状態を指します。
首まわりの脂肪が多いと物理的に上気道が狭くなるので、肥満はひとつの要因です。肥満以外では、扁桃腺肥大・舌が大きい・あごが小さい、鼻炎などの鼻の疾患も原因になります。
SASは成人男性の約3~7%(主に40代~50代)、女性は約2~5%(閉経後に増加)。高血圧や脳卒中、心筋梗塞を引き起こす可能性が約3~4倍高くなり、重症になると心血管系疾患発症の危険性が約5倍に。適切な治療(CPAP治療)で、健常者と同等まで死亡率が低下することも明らかになっています。

当院の検査方法

睡眠外来などの医科に受診してSAS検査を行います。
問診などでSASが疑われる場合は、携帯型装置で簡易検査したり睡眠ポリグラフ検査で睡眠中の呼吸状態を評価します。

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合

SASと診断されたら、睡眠中にマスクをして持続的に空気を送る経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)が標準的な治療法です。ほかに、下あごを前方に移動させる口腔内装置(マウスピース)を使用して治療します。お子様のSASは手術による治療するケースもあります。

マウスピース治療が適応可能だと診断された場合に限り、医師の診断書を持参いただくと睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースを保険で作製いたします。ベッド脇にボンベなどを設置する必要があるCPAPに比べて、手軽で旅行先などでも利用できるため行動範囲も広がります。保険適用で作製する目安は約1万円(3割負担・診療費・検査費別)です。(自費は行っていません)
マウスピースは症状を抑えることは可能ですが、根本的な原因(減量・気道確保)を解決しないと治療は困難です。

睡眠時無呼吸症候群は治る?

肥満の場合は、減量により無呼吸の程度が軽減することが多いため、食事や生活習慣の改善が効果的。睡眠の質を考えるとアルコール摂取も注意が必要です。

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