ブログ
カテゴリー:
スタッフブログ
歯周病治療SRPについて
こんにちは😃歯科衛生士の糸田です。 今日は歯科衛生士が歯周病治療にて行っているスケーリングとルートプレーニングについてお伝えしたいと思います。 皆さん、SRP(スケーリング ルートプレーニング)と言う言葉を、お聞きになった事がありますでしょうか? SRPとは歯周病治療で行われる処置の事で、 『スケーリング(SC)』と『ルートプレーニング(RP)』という処置を同時に行うことを指します。 SRPは歯茎の中の根っこの部分についた歯石を取り除いていきます。 歯茎の中に歯石がつく原因は歯周ポケットからの出血やポケット内のプラークが原因です。 この歯茎の中の歯石を『縁下歯石』と言います。 縁下歯石を放っておくと歯周病が進行してしまうリスクが高まり。さらに歯周病進行を促進させてしまうおそれがあります。 ルートプレーニングの(ROOT)は『歯根』プレーニング(Planing)は『平らに削る』という動作を意味しています。 ルートプレーニングは簡単に言うならば 歯根の表面をツルツルとした平らな面に仕上げていく作業となります。 ルートプレーニングには2つの目的があります。 1つ目は、歯根面に付着した歯周病原菌に汚染された物質をきれいに取り除くことです。 歯根の表面は「セメント質」という組織に覆われていますが、歯周病菌はこの組織にも感染します。 歯周病菌に侵されてしまったセメント質をそのまま放置しておけば、さらに感染は拡大し、歯を支える歯槽骨まで波及する恐れがあります。 その為歯周基本治療では、歯周病原菌に感染したセメント質を ルートプレーニングによってきれいに取り除いていきます。 そしてルートプレーニングのもう1つの目的はその根面滑沢化し滑らかにし、歯周病菌の再感染を予防していきます。 SRPは歯科衛生士が キュレットスケーラーと呼ばれる専門の器具を用いて、手指の感覚を頼りに一本一本丁寧に行っていきます。 その為技術が必要となります。 当院の歯科衛生士は様々な研修や外部講師の もと、技術習得、向上の為 日々鍛練しております。 より良い治療を患者様に提供出来るよう。 これからも学び続けてまいります。 疑問質問等ございましたら、気軽にお声掛け下さい。