ブログ
カテゴリー:
神経を取った歯の変色について
こんにちは、西宮市門戸厄神の広川歯科医院です。
暑い日が続いていますが、朝晩は少し涼しく感じる日が出てきました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
なるべく残しておきたい歯の神経ですが、様々な理由で処置する事があります。
神経を取り除いた歯は、時間が経つと変色してきます。
特に前歯の場合、目立つ事もあり変色に悩む方もいらっしゃることでしょう。
では神経を取り除いた歯の変色は、どのように改善するのでしょうか。
神経の治療が必要なケースについて
神経の治療で最も多いのは、虫歯になってしまったケースです。
虫歯による炎症が神経まで広がってしまった場合、虫歯菌で汚染された神経や血管を取り除く「抜髄」を行い、根の中をきれいに消毒して無菌状態にする「根管治療」を行います。
また虫歯でなくても、歯を折って根管治療を行った場合にも歯の根元に変色が起こることがあります。
運動や事故などで歯をぶつけ、神経が露出してしまった場合、細菌感染を防ぐために速やかに根管治療を行います。
神経を取り除いた歯の変色はどのようにすれば改善できるのでしょうか
歯を白くするといえば、歯のクリーニングもしくはホワイトニングが思いつくでしょう。
しかし、神経を取った歯の変色は、これらの方法では残念ながら白くすることはできません。歯のクリーニングは歯についた着色を取り除き、ホワイトニングは歯そのものを白くする効果があります。
そのためクリーニングおよびホワイトニングでは、この変色を改善することはできません。
では神経を取った歯の変色はどのような方法で改善するのでしょうか。
・ウォーキングブリーチ・・・根管内部に薬を流し込んで根管内を漂白する方法。完全に白くはならないが、ある程度改善は可能です。
・セラミッククラウンやラミネートベニアなど被せ物による治療・・・セラミックを使った被せ物や、セラミック製の薄いシェル状のものを歯に貼り付けるラミネートベニアによる治療で、審美的な改善を行うことができます。
ただし歯を削らなければいけないため、歯を削ることに抵抗を感じる方には向かない治療法です。
神経を取った歯の変色に悩む方は、まず相談を
神経に炎症が起きると、神経の治療が必要です。
治療を行うことで炎症は治まりますが、時間が経つと審美的な問題が見られる事があります。
気になられる時にはまずは歯科医師に相談し、ご自身にとって最もよい方法できれいな歯を取り戻してみてはいかがでしょう。