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入れ歯修理の現場
こんにちは、西宮市門戸厄神の広川歯科医院 歯科衛生士の山本です。
ホームページ及びブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
急に夏の気温ほどに暑くなったり、ひんやりとした雨だったりと天候が変わりやすい毎日ですが
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は「入れ歯の修理」についてご案内いたします。
入れ歯は歯が欠損したところに歯を補う物ですが、咬むことは非常に力を要するものです。
よく「体重と同じ」などと聞かれますが、入れ歯となるとそれよりも小さくなるとはいえ
10キロ単位での力があの小さな入れ歯にかかり、ある意味過酷な環境の中で使用されているのです。
こちらは下の総入れ歯ですが、真っ二つに割れてしまいました。
実は、上下ともに入れ歯がこのように割れることはよく見られます。
総入れ歯が使えない、となるといつもと同じ物を食べるのは難しくなりますから、早速修理を行いました。
まずは割れた入れ歯を接着剤で元の位置に戻します。
この行程はお口の中で行うケースなど様々ありますが、今回は訪問患者様のご都合により
短時間のお預かりとなりました。
入れ歯自体に厚みがない為、再度割れる事を避けたく、中に金属のプレートを入れて補強した上で
プラスチックを盛りつけます。
舌触りがスムーズになるように綺麗に磨いて完成です。
患者様からは食事を召し上がってみられて「いつも通りや」
とのお言葉を頂戴しました。一安心です。
入れ歯だけに限らず、皆様が「美味くお食事を楽しまれる」為にお役に立てますよう
これからも診療を続けて参ります。
これからまた暑い暑い夏がやって来ます。
お身体には充分気を付けてお過ごしください。