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銀歯を白くする方法4選|健康リスクと見た目を同時に改善するには?
「銀歯が目立って気になる…」「身体への影響は本当に大丈夫?」
そんな不安を抱えていませんか?
実は、銀歯には見た目の問題だけでなく、金属アレルギーや虫歯の再発といった健康面のリスクもあることがわかってきました。最近では、白くて安全な素材への交換を希望する患者さんが増えており、保険適用の治療から高性能なセラミックまで、さまざまな選択肢が用意されています。
この記事では、銀歯の健康リスクや見た目の悩みに対する「4つの改善方法」を、歯科医師の視点から分かりやすく解説します。どの治療が自分に合っているのか、後悔しない選び方までご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
銀歯とは?使われる理由と一般的な素材について
保険診療で選ばれやすい銀歯の特徴
銀歯は、虫歯治療後に被せ物や詰め物として使われる金属製の材料で、日本の保険診療では非常に一般的です。強度が高く、奥歯の噛む力に耐えるのに適しているため、経済的にも選ばれやすいという背景があります。
使用される金属素材とその影響
主にパラジウムや銀、銅などを含む「金銀パラジウム合金」が使われています。これらは長年使用されてきましたが、金属アレルギーやガルバニー電流など、健康への影響が指摘され始めています。とくに、パラジウムはドイツなどで使用制限があるほど、体への影響が懸念されています。
銀歯の見た目と健康への主なリスクとは
銀歯の見た目による心理的・社会的影響
銀歯は会話や笑顔のときに目立つため、口元の印象に大きな影響を与えます。「人前で思いきり笑えない」と感じる方も多く、審美的な悩みの一因となっています。
金属アレルギーや歯茎の黒ずみのリスク
銀歯の金属成分が体内に取り込まれることで、口内や全身に金属アレルギーが出る場合があります。また、歯茎が黒く変色する「メタルタトゥー」も審美面での大きな問題です。
再発虫歯やガルバニー電流の懸念
銀歯は長期間の使用により劣化し、歯と被せ物の間に微細な隙間が生じることがあります。この隙間から細菌が侵入し、**治療済みの歯が再び虫歯になる「二次虫歯」**が起こることがあります。
二次虫歯は、初期段階では痛みなどの自覚症状が少なく、発見が遅れがちです。そのため、再治療が必要になったり、神経の治療や抜歯が必要になるケースもあります。
さらに、口腔内に異なる種類の金属があると「ガルバニー電流」と呼ばれる微弱な電気が流れ、不快感や頭痛、耳鳴りなどの症状を引き起こすことがあります。
銀歯を白くする方法4選【メリット・デメリット比較】
保険でできる治療:CAD/CAM冠
白い被せ物への変更を希望する方には、「CAD/CAM冠」という保険適用のハイブリッドセラミック素材があります。小臼歯や条件を満たした大臼歯に適用可能で、自然な白さが特徴です。金属アレルギーの心配も少なく、費用も3,000〜10,000円と抑えられます。
ただし、強い噛み合わせや奥歯の条件によっては適応外となる場合があるため、事前の診断が重要です。
自費治療:オールセラミック・ジルコニア・ダイレクトボンディング
より高い審美性と耐久性を求める方には、自費診療のオールセラミックやジルコニア、そしてダイレクトボンディングという選択肢があります。
- オールセラミック:金属不使用で、自然な透明感があり、歯ぐきの変色も起こりにくいのが特徴です。前歯にも奥歯にも使用でき、見た目の美しさを追求したい方に適しています。
- ジルコニア:非常に高い強度を持ち、奥歯など強い力がかかる部位でも長持ちします。見た目はやや白さが均一でマットな質感になりますが、耐久性重視の方には最適です。
- ダイレクトボンディング:専用のハイブリッドレジンを歯に直接盛り付けて修復する方法で、比較的小さい範囲の銀歯交換に有効です。短時間で治療でき、費用も比較的抑えられます(目安:38,500円〜)。審美性にも優れ、前歯や小臼歯に向いています。
治療法を選ぶときのポイントと注意点
費用・審美性・耐久性のバランス
素材ごとに特性が異なるため、「どこを重視するか」を明確にして選ぶことが大切です。見た目重視ならオールセラミック、耐久性重視ならジルコニア、手軽さと費用を重視するならダイレクトボンディングも検討できます。
治療を受ける歯科医院選びのコツ
医院によって取り扱う素材や治療方針は異なります。カウンセリングを丁寧に行ってくれる医院で、自分の要望をしっかり伝えることが後悔のない治療につながります。
アフターケアとメンテナンスの重要性
どの素材を選んでも、日常のケアと定期検診は欠かせません。白い歯を長持ちさせるためにも、歯科医院との継続的な関係が大切です。
まとめ|健康と見た目を両立する最適な治療法を選ぼう
銀歯のリスクと白い歯のメリットの整理
銀歯は強度があり保険診療に適していますが、見た目の悪さや金属による健康被害のリスクがあり、白くて安全な素材への切り替えが注目されています。
まずは当院へお気軽にご相談ください
「銀歯が気になる」「健康面が不安」と感じたら、まずは一度ご相談ください。当院では、患者さまのご希望や生活背景をふまえた最適な治療プランをご提案いたします。
保険治療・自費治療どちらにも対応し、丁寧にカウンセリングを行います。口元の美しさと健康を同時に叶えるために、まずはお気軽にご来院ください。