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ブルーラジカル P-01|歯周病治療器を導入歯科医が解説
歯周病治療器「ブルーラジカル P-01」
歯周病は、日本人の成人に多い病気です。特に、進行すると歯を支える骨が破壊され、最終的には歯を失う可能性が高まります。
「ブルーラジカル P-01」は、重度の歯周病(歯周炎のステージⅢ・Ⅳ)を対象とした歯周病治療機器です。
「ブルーラジカル P-01」とは?
「ブルーラジカル P-01」は、歯石等の沈着物の除去及び歯周ポケット底部の殺菌を目的として使用される治療機器です。
以下の動画では、「ブルーラジカル P-01」がどのように機能するのかを詳しく解説しています。
本機器は、「歯周炎のステージがステージⅢ又はステージⅣに該当する患者の治療において、歯石等の沈着物の除去及び歯周ポケット底部の殺菌を目的として使用される」医療機器として承認(2023年7月承認・承認番号:30500BZX00165000)を受けています。
ブルーラジカルの仕組み
① 「ラジカル殺菌」の仕組みで歯周ポケット底部を殺菌
「ブルーラジカル P-01」は、過酸化水素と青色レーザー光(405nm)を組み合わせた「ラジカル殺菌」という仕組みを用いています。
この技術では、過酸化水素水にレーザーを照射することで、活性酸素を発生させ、歯周ポケット底部の殺菌を行います。
「ブルーラジカル P-01」は、歯周ポケット底部の殺菌を目的として使用されます。
② 超音波スケーリングと同時に殺菌を実施
「ブルーラジカル P-01」は、超音波スケーラーと組み合わせて使用されます。
これにより、歯石の除去と同時に殺菌が行えます。
このように、「ブルーラジカル P-01」は、歯石等の沈着物の除去と歯周ポケット底部の殺菌を同時に行う機器です。
従来の治療との違い – 「非外科的アプローチ」のメリット
これまで、重度の歯周病の治療では「フラップ手術」と呼ばれる外科的治療が一般的でした。
フラップ手術の特徴
- 歯ぐきを切開して細菌を取り除くため、痛みや腫れが発生
- 縫合が必要で、治療後のダウンタイムが長い

- 外科手術に抵抗がある患者が多い
一方、「ブルーラジカル P-01」は、非外科的アプローチを採用しています。
- 歯ぐきを切らずに行う処置です
- 「手術は怖い」と感じる人にも適した選択肢
ブルーラジカル治療の流れと歯周病への対応
ブルーラジカル治療は、通常の歯周病治療(歯石除去やクリーニング)と組み合わせて行います。ここでは、当院での治療の流れをご紹介します。
治療の流れ
1. 検査・診断
まず、歯周ポケットの深さや出血の有無、歯を支える骨の状態をくわしく調べます。当院では位相差顕微鏡を用いて、歯周ポケット内の細菌の種類や活動状態も確認しています。
2. 基本治療(スケーリング・SRP)
歯石や歯垢を丁寧に除去する基本治療を行います。軽度の歯周病であれば、この段階で改善が見られることもあります。
3. ブルーラジカル治療
基本治療だけでは改善が十分でない歯周ポケットに対して、ブルーラジカル P-01による治療を行います。過酸化水素水を歯周ポケットに注入し、青色レーザー光を照射することで、歯周ポケット底部の殺菌を行います。超音波スケーラーと同時に使用するため、歯石除去と殺菌を一度の処置で行えます。
4. 再評価
治療後に再度検査を行い、歯周ポケットの改善具合を確認します。
5. メンテナンス
治療の効果を長く維持するために、定期的なメンテナンスを続けていただきます。歯周病は再発しやすい病気ですので、治療後のケアがとても大切です。
ブルーラジカルはどんな歯周病に使える?
ブルーラジカル P-01は、「歯周炎のステージがステージⅢ又はステージⅣに該当する患者の治療において、歯石等の沈着物の除去及び歯周ポケット底部の殺菌を目的として使用される」医療機器として承認を受けています(承認番号:30500BZX00165000)。
歯周炎のステージⅢ・Ⅳに該当する方が対象です。特に以下のような方に適しています。
- 基本治療(歯石除去)だけでは歯周ポケットが改善しなかった方
- 歯周外科(フラップ手術)を避けたい方
「ブルーラジカルは従来の歯周病治療を置き換えるものではなく、基本治療と組み合わせることで力を発揮します。当院では、基本治療をしっかり行ったうえでブルーラジカルを使うことで、歯周ポケットの改善が見られるケースを経験しています。ただし、喫煙されている方や糖尿病のコントロールが不十分な方は効果が出にくい傾向がありますので、まずはお口の中の状態を一緒に確認するところから始めましょう。」
ブルーラジカル治療の費用について気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
→ ブルーラジカルの費用はいくら?料金の内訳と相場を解説
ブルーラジカルによる歯周病治療でよくある質問
Q. ブルーラジカルとはどんな治療器ですか?
ブルーラジカル P-01は、過酸化水素と青色レーザー光(波長405nm)を組み合わせて歯周ポケット底部の殺菌を行う歯周病治療器です。厚生労働省からクラスⅢの医療機器として承認を受けています(承認番号:30500BZX00165000)。超音波スケーラーと併用することで、歯石除去と殺菌を同時に行えます。
Q. ブルーラジカルのレーザーは痛くないですか?
ブルーラジカルで使用するのは青色レーザー光(405nm)で、歯ぐきを焼いたり切ったりするためのレーザーとは異なります。ブルーラジカル治療では局所麻酔を使用します。歯周ポケットの深い部位や炎症のある箇所を処置するため、痛みを感じないようしっかり麻酔を効かせてから行います。従来の外科手術のような切開は伴いません。治療後の痛みや違和感がまれに生じることがありますが、多くは一時的です。
Q. 1回の治療でどのくらい時間がかかりますか?
ブルーラジカル治療自体は1歯あたり数分程度です。通常の歯石除去と合わせて行うため、1回の来院で30分〜60分程度が目安です。治療する歯の本数や歯周病の程度によって異なります。
Q. 保険は使えますか?
ブルーラジカル治療は自費診療となります。費用の詳細については、こちらの記事で解説しています。
→ ブルーラジカルの費用はいくら?料金の内訳と相場を解説
Q. ブルーラジカル治療は何回必要ですか?
照射は基本1回です。その後、歯周ポケットの深さや歯ぐきの状態を検査して経過を確認し、効果が不十分な場合は再度の照射や別の治療を検討します。治療後は定期的なメンテナンスが重要です。
Q. ブルーラジカルの効果についてもっと知りたい
ブルーラジカルの臨床的なエビデンスや効果の詳細は、こちらの記事でまとめています。
→ ブルーラジカルP-01の効果は?臨床データと歯科医師の実感
治療を受ける前にご確認ください
主なリスク・副作用
- 治療後に歯ぐきが白く変色することがありますが、通常は数日以内に元に戻ります。
- 一時的な知覚過敏が生じる場合があります。
- 治療後の痛みや違和感がまれに生じることがありますが、多くは一時的です。
- 治療の目的は進行抑制であり、失った歯周組織の再生ではない点に注意が必要です。
- セルフケアが不十分だと再感染する可能性があります。
- 効果が不十分な場合、再治療や外科的処置を検討することがあります。
受けられない方(機器の禁忌・警告)
- 心臓ペースメーカーを使用している方
- 無カタラーゼ症の方
- 光線過敏症の方
慎重に判断する方・事前にご相談ください
- 妊娠中の方
- 施術に必要な局所麻酔が受けられない方
- 未成年の方(有効性・安全性が確立していないため)
- 鼻呼吸ができない、もしくは水を口に溜められない方
- 骨粗鬆症でビスフォスフォネート(骨吸収抑制薬)を服用している方
照射は基本1回です。治療時間は歯周病の進行度や治療部位によって異なります。
まとめ – ブルーラジカル P-01について
「ブルーラジカル P-01」は、これまでの歯周病治療の選択肢を広げる歯周病治療器です。
- 歯周炎のステージⅢ・Ⅳに該当する方が対象
- 歯石等の除去と歯周ポケット底部の殺菌を同時に行う
- 歯ぐきを切らずに行う処置
適しているかどうかは、検査の結果をもとに判断します。
当院では「ブルーラジカル P-01」を導入しています!
なお、当院では、歯周病治療だけでなく、歯周病の予防、再発防止に努めています。
詳しくは、歯周病治療ページもあわせてご覧ください。
ブルーラジカルについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ ご予約はこちら!

院長・歯科医師
Masayuki Hirokawa / DDS PhD
- 略歴
- 兵庫県西宮市出身。2003年大阪歯科大学歯学部卒業後、大阪大学大学院歯科補綴第一講座にて博士課程修了(歯学博士)。2011年より広川歯科医院(現・門戸厄神ひろかわファミリー歯科・矯正歯科)院長に就任。
- 専門分野
- 補綴治療/インプラント/咬み合わせ治療/精密根管治療/予防歯科・歯周病治療/ブルーラジカル/メタルフリー治療/小児矯正・マウスピース矯正/口腔機能療法/訪問歯科診療
- 所属学会・グループ
- 日本歯科補綴学会/日本臨床歯周病学会/日本顎咬合学会/日本糖尿病協会(登録歯科医)/日本レーザー歯学会 ほか
- 診療方針
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「治療を繰り返さない口をつくること」を診療の根本に、削らない・神経を残す・予防とメンテナンスを通じて患者さん一人ひとりの「健康でありたい」という想いを支えています。
※本記事は院長が内容確認を行っています。 - 患者様へのメッセージ
- 1978年の開院以来、門戸厄神駅前で地域のかかりつけ歯科として診療を続けています。「これでいいのかな」と感じたときが、一番良いタイミングです。一緒に考えましょう


