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小児矯正の費用はいくら?相場に幅がある理由と当院の料金・医療費控除を西宮市の歯科が解説
「費用は、結局いくらかかるんですか」——小児矯正の相談で、いちばん多い質問です。
調べるほど分からなくなった、という保護者の方も多いと思います。30万円と書いてあるサイトもあれば、100万円というサイトもある。なぜこんなに幅があるのか。
🦷 先に当院の答え
広川歯科医院の小児矯正は、管理料込みの総額制で 床矯正440,000円/マウスピース型矯正550,000円(いずれも税込)です。相場に幅があるのは、装置の種類よりも「料金の数え方」の違いが大きいため。次から順にご説明します。
小児矯正の費用相場は、なぜこんなに幅があるの?
理由は大きく2つあります。
1つめは、治療の時期が2段階あるから。 小児矯正には、あごの成長を利用して土台を整える「1期治療」(おおむね小学生のうち)と、永久歯が生えそろってから歯並びを仕上げる「2期治療」があります。1期だけで終わるのか、2期まで進むのかで、合計金額は大きく変わります。1期治療で土台が整うと、2期治療が不要になったり、必要でも短く・軽くすんだりすることがあります(経過には個人差があります)。
2つめは、「総額」に何が入っているかが医院ごとに違うから。 小児矯正の費用は、実は装置代だけではありません。
| 費用の項目 | 内容 |
|---|---|
| 初診相談料 | 最初のカウンセリング |
| 検査・診断料 | レントゲン・歯型などの精密検査と治療計画 |
| 装置代 | 床矯正装置・マウスピース型装置など |
| 調整料(管理料) | 通院のたびにかかる処置・経過観察の費用 |
| 保定にかかる費用 | 治療後の後戻りを防ぐ装置と観察 |
料金表に装置代だけが書かれている場合、通院のたびの調整料が治療期間ぶん加算されていきます。1〜2年通えば、合計は表示の金額より大きくなります。だからこそ、医院を比較するときは「最終的に総額でいくらになるか」を最初に確認することが大切です。
「総額制」と「処置別」で、支払いはどう変わる?
料金の数え方には2つの方式があります。
- 総額制(トータルフィー) — 治療にかかる費用を最初に提示し、通院のたびの調整料を取らない方式。最初の金額はやや大きく見えますが、通常の1期治療の範囲では、合計の見通しを立てやすくなります
- 処置別支払い — 装置代と調整料を分けて、その都度支払う方式。始めやすい一方、治療が長引くほど合計が増えます
どちらが正解ということではありません。お子さまの矯正は、成長に合わせて進めるため期間が読みにくいという性質があります。当院では、治療を始める前に費用の見通しを立てやすいよう、総額制を採用しています。通常の通院にかかる管理料は総額に含まれます(装置を作り直す場合や、2期治療へ進む場合の費用は別です。下の表でご確認ください)。
広川歯科医院の小児矯正の費用
当院の小児矯正は次のとおりです。すべて自由診療(保険適用外)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 治療内容 | 床矯正装置や、マウスピース型矯正装置(インビザライン)などを用いて、あごの成長する力を活かしながら歯並び・かみ合わせを整えます。装置はお子さまの状態に合わせて選択します |
| 費用(総額制・税込) | 床矯正 440,000円/マウスピース型矯正(インビザライン)550,000円(いずれも税込)。この総額には、初診相談・精密検査・診断、矯正装置、通院ごとの管理料、治療後の保定装置・保定の観察までが含まれます(2期治療へ進む場合の費用は下の行のとおりです) |
| 2期治療へ進む場合 | 永久歯がそろってからの本格矯正(2期治療)へ進む場合は、990,000円(税込)から1期治療でお支払いいただいた額を差し引いた差額です。1期と2期を通じた合計は990,000円(税込)が上限となります |
| 装置の作り直し | 紛失による作り直しは有料、破損による作り直しは無料です(床矯正・マウスピース型とも) |
| 治療期間・通院 | 標準的には1〜2年・月1回程度の通院(おおむね12〜24回)。お口の状態と成長により前後します |
| 主なリスク・副作用 | 治療中は痛みや違和感が出ることがあります。装置の装着中はむし歯が発生しやすくなります(歯みがき指導と定期チェックで管理します)。歯の動揺、歯根の吸収、歯ぐきの退縮が生じる可能性があります。治療後に後戻りすることがあります。装着初期に発音がしにくいことがあり、装着時間が守れない場合は効果が十分に出ないことがあります。お口の状態により治療計画を変更する場合があります。経過・効果には個人差があります |
| ご相談・お問い合わせ | 電話 0798-52-9580 / Web予約 |
マウスピース型矯正装置(インビザライン)について(重要なお知らせ)
当院のマウスピース型矯正で使用するインビザラインは、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認等を得ていない未承認の医療機器です。以下の点をご確認のうえ、ご検討ください。
- 入手経路:当院で使用するインビザラインは、米国アライン・テクノロジー社(Align Technology, Inc.)が開発・製造するインビザライン・システムを、その日本法人であるインビザライン・ジャパン合同会社を通じて入手しています。未承認の医療機器等に関する情報は、厚生労働省「あやしいヤクブツ連絡ネット」もご参照ください。
- 国内の承認医療機器の有無:国内には、当院で使用するインビザラインと同一の、薬機法上の承認・認証を受けた医療機器はありません。マウスピース型のカスタムメイド矯正装置は、その製作工程の性質上、薬機法の承認・認証の対象とならないものが多くあります。
- 諸外国における安全性等の情報:インビザラインは米国においてFDA(食品医薬品局)の510(k)クリアランスを受けていますが、これは日本の薬機法上の承認とは異なり、国が安全性を保証するものではありません。海外で確認できる安全性情報には限りがあり、未知のリスクが存在する可能性も否定できません。矯正治療に伴うリスクとして、痛みや違和感、歯の動揺、歯根の吸収、歯ぐきの退縮、むし歯・歯周病、後戻り、装着時間が守られない場合の治療の遅れ等が生じることがあります。
- 副作用被害救済制度:未承認医療機器の使用により健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度および生物由来製品感染等被害救済制度などの公的な救済制度の対象外となります。
検査の内容や装置の選び方など、詳しくは小児歯科・小児矯正のページをご覧ください。
なお、お口の状態によっては「今は始めない」という提案をすることもあります。費用がかかるからこそ、始める意味のあるタイミングかどうかを先に見極める。それが診察でいちばん大事にしていることです。
小児矯正に保険は使えますか?
原則として使えません。 公的医療保険では、歯並びの矯正は原則として保険適用外とされているためです。
ただし、例外があります。
- 顎変形症(あごの骨の手術を伴う治療が必要な場合)
- 唇顎口蓋裂など、国が定める先天性の疾患に由来する場合
- 前歯3本以上の永久歯が生えてこない(萌出不全)ことによるかみ合わせの異常で、手術を伴う場合
これらは、所定の施設基準を満たして届出を行った保険医療機関で、保険診療の対象になる場合があります。当院での診察でこうした可能性が疑われる場合は、対応できる専門機関をご紹介します。
「高額療養費制度は使えますか?」というご質問もありますが、高額療養費は保険診療の自己負担に対する制度なので、自由診療である小児矯正には使えません。費用の負担を軽くする現実的な手段は、次の医療費控除です。
医療費控除で、いくらか戻ってきますか?
発育段階にあるお子さまの不正咬合を改善するための矯正は、医療費控除の対象になり得ます(出典:国税庁 質疑応答事例「歯列を矯正するための費用」、タックスアンサー No.1128)。
戻ってくる額の考え方はこうです。
- 医療費控除額 =(1年間に支払った医療費の合計 − 保険金などの補填額)− 10万円
- 軽くなる税金の目安 = 控除額 ×(所得税率 + 住民税10%)
たとえば550,000円を支払った年、ほかに医療費がなければ控除額は450,000円。所得税率20%の方なら、目安としておよそ13万5千円の税負担が軽くなります。金額はすべて概算です。所得税率は課税所得で決まり、住民税分は翌年度の減額というかたちになります。総所得金額等が200万円未満の方は差し引く額の計算が異なり、控除額の上限は200万円です。正確な金額は税務署・税理士にご確認ください。
通院のための交通費(公共交通機関)も対象に含められます。領収書と通院記録は保管しておきましょう。
学校の検診で「歯列・咬合」に印がついた場合は?
6月の学校歯科検診で「歯列・咬合」の項目に印がついて、費用を調べ始めた——という方は、まず印の意味から確認するのがおすすめです。「1(定期的な観察が必要)」は、ただちに矯正が必要という意味ではありません。
検診の紙の読み方は別の記事にまとめています: 学校の歯科検診の紙をもらったら?CO・GO・記号の意味と受診の目安。学校では「問題なし」でも歯並びが気になる場合は、学校健診で「問題なし」でも、子どもの歯並びが気になったら もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 小児矯正の平均費用はいくらですか?
各医院が公開している料金には、数十万円台から100万円前後まで幅があります。装置代のほかに検査料・調整料・保定費用が別建てかどうかで合計が変わるため、比較するときは「総額でいくらか」を確認するのが確実です。当院は管理料込みの総額制で、床矯正440,000円・マウスピース型矯正550,000円です。
Q. 第一期治療と第二期治療で費用は別ですか?
1期治療(あごの成長を利用する治療)と2期治療(永久歯が生えそろってからの仕上げ)は目的が違うため、費用も分けて設定しています。当院では、2期治療へ進む場合の費用は「990,000円(税込)から1期治療でお支払いいただいた額を差し引いた差額」としています。つまり、1期から2期まで通して治療した場合の合計は990,000円(税込)が上限です。1期治療で土台が整うと、2期治療が不要になったり、より軽くすんだりすることもあります(個人差があります)。
Q. マウスピース型の小児矯正の費用はいくらですか?
当院ではインビザラインによるマウスピース型矯正で550,000円(税込・管理料込みの総額制)です。取り外しができるため歯みがきがしやすい一方、装着時間を守れないと効果が出にくいという特徴があります。なお、インビザラインは薬機法上の未承認医療機器です(詳しくは本文中の「マウスピース型矯正装置(インビザライン)について」をご確認ください)。お子さまの性格や生活に合うかどうかも含めて、診察でご提案します。
Q. 小児矯正は保険適用になりますか?
原則なりません(自由診療)。顎変形症や国が定める先天性疾患など、限られた例外のみ、指定医療機関で保険診療の対象になります。
Q. 費用の支払い方法は選べますか?
現金のほか、クレジットカード、デンタルローン(分割払い)がご利用いただけます。ご希望の方は、受付または診察時にご相談ください。
Q. 小児矯正の費用は医療費控除の対象になりますか?
発育段階にあるお子さまの、かみ合わせや発音など機能面の改善のための矯正は対象になり得ます。見た目の改善だけを目的とする場合は対象外です。最終的な判断は税務署が行います。(出典:国税庁 質疑応答事例・No.1128)
🦷 費用のことも、遠慮なくご相談を
総額の目安・分割・医療費控除など、気になる費用のことは検査やカウンセリングの場で具体的にご説明します。まずはお気軽にどうぞ。
広川歯科医院|西宮市・門戸厄神駅 徒歩30秒|相談・カウンセリングだけでも歓迎です
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本記事は国税庁の公開情報と当院の診療内容をもとに作成しています。小児矯正は自由診療(保険適用外)で、ご紹介した費用・期間は当院の標準的な例です。お子さんの状態によって変わるため、実際のご提案は診察のうえで一人ひとりに合わせてご案内します。

院長・歯科医師
Masayuki Hirokawa / DDS PhD
- 略歴
- 兵庫県西宮市出身。2003年大阪歯科大学歯学部卒業後、大阪大学大学院歯科補綴第一講座にて博士課程修了(歯学博士)。2011年より広川歯科医院院長に就任。
- 専門分野
- 補綴治療/インプラント/咬み合わせ治療/精密根管治療/予防歯科・歯周病治療/ブルーラジカル/メタルフリー治療/小児矯正・マウスピース矯正/口腔機能療法/訪問歯科診療
- 所属学会・グループ
- 日本歯科補綴学会/日本臨床歯周病学会/日本顎咬合学会/日本糖尿病協会(登録歯科医)/日本レーザー歯学会/POIC研究会/IAOMT-Asia ほか
- 診療方針
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「治療を繰り返さない口をつくること」を診療の根本に、削らない・神経を残す・予防とメンテナンスを通じて患者さん一人ひとりの「健康でありたい」という想いを支えています。
※本記事は院長が内容確認を行っています。 - 患者様へのメッセージ
- 1978年の開院以来、門戸厄神駅前で地域のかかりつけ歯科として診療を続けています。「これでいいのかな」と感じたときが、一番良いタイミングです。一緒に考えましょう


