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西宮で歯のクリーニング:保険適用・頻度・当院の流れ(歯科医師解説)
歯のクリーニングを西宮で受けたい方へ、先に答えをまとめます。
- 歯ぐきの検査をして、歯肉炎・歯周病の「治療」として行う歯石取り(スケーリング)は、健康保険の対象になります。病気がない状態で予防や見た目のために行うクリーニングは、自費です。
- 通う間隔は「一律◯ヶ月」と決まっているものではありません。お口の状態(リスク)によって適切な間隔は人それぞれです。
- 当院(西宮市・門戸厄神駅 徒歩30秒)は担当歯科衛生士制です。検査の結果を見ながら、あなたに合う間隔と内容を一緒に決めます。
🦷 先に結論
治療としての歯石取り(スケーリング)は保険、病気がない状態での予防目的のクリーニングは自費。通う間隔は一律ではなく、検査の結果をもとに一緒に決めます。
「歯石取りは痛くないですか」——クリーニングの前に、よくいただくご質問です。この記事では、クリーニングで実際にやること、保険と自費の分かれ目、通う間隔の考え方、当院での流れまで、順番にお答えします。
歯のクリーニングでやること
歯科医院で「クリーニング」と呼ばれる処置の中心は、歯石取り(スケーリング)です。歯みがきで落としきれなかった汚れが固まったもの(歯石)を、専用の器具で取り除きます。歯石は歯周病の原因になるため、その除去は歯ぐきの治療(歯周病治療)の土台になります。
歯石や歯垢を取る過程で、コーヒーやお茶などによる表面の着色が一緒に落ちることもあります。ただ、着色だけを落とすことを目的にした処置ではありません。
日本歯科医師会も、歯周病のケアは「ご自身の毎日のセルフケア」と「歯科医院での専門的な機械的清掃(スケーリングなど)」の組み合わせが基本だと説明しています(出典:日本歯科医師会 テーマパーク8020「歯周病」)。毎日の歯みがきと、歯科医院でのクリーニング。どちらか一方ではなく、両方で1セットです。
保険が使える場合・自費になる場合
分かれ目はシンプルで、「治療かどうか」です。
日本の健康保険は、法律上「疾病又は負傷」=病気やけがの治療に適用される仕組みで、健康診断や予防接種のような“予防そのもの”は対象外とされています(出典:健康保険法 第63条)。歯のクリーニングもこの枠組みの中にあります。
- 検査で歯肉炎・歯周病と診断され、その治療として歯石取りを行う場合 → 保険の対象になります。
- 病気がない状態で、予防や見た目のために行うクリーニング → 自費になります。
つまり、保険か自費かは、検査の結果で決まります。「保険でお願いします」「自費でお願いします」と先に選ぶものではなく、まずお口の状態を検査で確認して、それに合った枠組みをご説明する、という順番になります。
📌 保険適用の目安
検査で歯肉炎・歯周病と診断され、その治療として行う場合は保険の対象。予防・見た目の目的なら自費。どちらに当たるかは検査で決まります。
当院でもこの順番です。まず検査でお口の状態を確認し、結果とあわせて進め方をご案内します。
どのくらいの間隔で通えばいい?
「3ヶ月に1回って本当ですか」ともよく聞かれます。正直にお伝えすると、全員に共通する“正解の間隔”はありません。
参考になる研究を3つ、先に並べます。
ひとつ補足です。これらの研究は歯ぐきが比較的落ち着いている人や、定期的に通っている人が中心で、日本とは保険制度や受診習慣も違います。英国の試験も「2年放置でよい」という意味ではありませんし、すでに歯周病が進んでいる場合は、より短い間隔(たとえば数か月ごと)での管理がすすめられます(出典:Clarkson ら 2020・英国NIHR/Axelsson ら 2004/国立保健医療科学院 2024)。
大切なのは、長く空けないこと自体よりも、自分に合った間隔で通い続けることなのだと考えています。
だからこそ当院では、間隔を押しつけません。歯周病の進みやすさ、歯石のつきやすさ、セルフケアの状況は一人ひとり違います。
検査の結果を一緒に見ながら、「あなたの場合はこのくらいの間隔で様子を見ましょう」と相談して決めています。10年後も自分の歯で食事をしたいのか、まずは今の出血を止めたいのか——目指すところによっても、通い方は変わってきます。
🌱 間隔があいてしまった方へ
しばらく歯科に行けていなくても、気兼ねなくどうぞ。これまでの経過とお口の状態を伺いながら、無理のない間隔を一緒に探します。
当院(西宮・門戸厄神)での流れ
当院は阪急今津線・門戸厄神駅から徒歩30秒の歯科医院です。西宮市内はもちろん、甲東園など近隣の駅からもアクセスしやすい場所です(くわしい行き方は医院案内・アクセスのページへ)。クリーニングの流れは次のとおりです。
①検査:歯ぐきの状態(出血・歯周ポケット)や歯石のつき方を確認します。必要に応じてレントゲンを撮り、歯を支える骨の状態もチェックします。
②説明:検査結果を見ながら、保険/自費の枠組みと今日行う内容をご説明します。
③クリーニング:担当の歯科衛生士が歯石取り(スケーリング)を行います。当院は担当歯科衛生士制で、原則として同じ衛生士があなたのお口の変化を継続して見ていきます。
④次回の相談:状態に合わせて、次の間隔を一緒に決めます。
所要時間は内容によって変わりますが、初回は検査を中心に約60分、2回目以降は40〜50分が目安です。
当院は「歯をできる限り削らない・抜かない」ことを大切にしている予防歯科重視の医院です。クリーニングは、その入り口として通いやすいメニューだと考えています。予防への取り組みは予防治療のページにまとめています。
🦷 まずは検査・ご相談から
「クリーニングだけ受けたい」というご相談も歓迎です。まずはお口の状態を一緒に確認しましょう。
広川歯科医院|西宮市・門戸厄神駅 徒歩30秒|相談・カウンセリングだけでも歓迎です
よくある質問
Q. 歯石取りは痛いですか?
歯ぐきの炎症の程度や歯石の量によって、感じ方は変わります。炎症が強い時期はチクッとすることがありますが、様子をうかがい、声をかけながら進めます。不安な方は最初にお伝えください。
Q. どのくらいの頻度で受ければいいですか?
一律の正解はありません(上の研究の項をご覧ください)。検査結果をもとに、あなたのリスクに合わせた間隔をご提案し、相談して決めます。
Q. 保険でできますか?
検査で歯肉炎・歯周病と診断され、治療として行う場合は保険の対象です。病気がない状態での予防・美容目的のクリーニングは自費になります。どちらに当たるかは検査で決まります。
Q. 1回で終わりますか?
歯石の量や歯ぐきの状態によっては、複数回に分かれることがあります。初回の検査時に、あなたの場合の見通しをお伝えします。
通うかどうかを決めるのは、あなたです。私たちの役目は、検査の結果と選択肢を正直にお見せして、あなたが選べるようにすることだと考えています。「まだ通うと決めていないけれど、歯石が気になる」——その段階のご相談も歓迎です。
(この記事は一般的な情報提供であり、個々の診断・治療は診察のうえでご案内します。)
あわせて読みたい
出典
- 日本歯科医師会 テーマパーク8020「歯周病」(セルフケアと専門的清掃の組み合わせ)
- 健康保険法 第63条(療養の給付=疾病・負傷への適用。e-Gov法令検索)
- Clarkson JE, et al. NIHR Health Technology Assessment 2020(INTERVAL試験:受診間隔6ヶ月/リスクベース/24ヶ月の比較)
- Axelsson P, Nyström B, Lindhe J. J Clin Periodontol 2004;31:749-757(カールスタッド研究:リスクに応じ数か月〜1年ごとの定期メンテナンスを30年続けた成人の歯の喪失は年代別に平均0.4〜1.8本。長期の観察研究)
- 小坂健「『歯・口腔の健康づくりプラン』を支える科学的根拠」保健医療科学 73(5):350-358, 2024(成人のリコール間隔は3〜24か月・リスクに応じて個別化という国際的な考え方を紹介した総説)

(8/3より「門戸厄神 ひろかわファミリー歯科・矯正歯科」へ改称)
院長・歯科医師
Masayuki Hirokawa / DDS PhD
- 略歴
- 兵庫県西宮市出身。2003年大阪歯科大学歯学部卒業後、大阪大学大学院歯科補綴第一講座にて博士課程修了(歯学博士)。2011年より広川歯科医院院長に就任。
- 専門分野
- 補綴治療/インプラント/咬み合わせ治療/精密根管治療/予防歯科・歯周病治療/ブルーラジカル/メタルフリー治療/小児矯正・マウスピース矯正/口腔機能療法/訪問歯科診療
- 所属学会・グループ
- 日本歯科補綴学会/日本臨床歯周病学会/日本顎咬合学会/日本糖尿病協会(登録歯科医)/日本レーザー歯学会/POIC研究会/IAOMT-Asia ほか
- 診療方針
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「治療を繰り返さない口をつくること」を診療の根本に、削らない・神経を残す・予防とメンテナンスを通じて患者さん一人ひとりの「健康でありたい」という想いを支えています。
※本記事は院長が内容確認を行っています。 - 患者様へのメッセージ
- 1978年の開院以来、門戸厄神駅前で地域のかかりつけ歯科として診療を続けています。「これでいいのかな」と感じたときが、一番良いタイミングです。一緒に考えましょう


